桜が咲いたので、今回は上京した遙のアパートがある下落合駅に行ってきました。
聖地ではないのですが、下落合には伊良コーラというクラフトコーラのお店がありまして、とても美味しいです。
建物もレトロでおしゃれ。
ハルちゃんの家に遊びに来た時に、まこちゃんが飲んだりしてそうなんて妄想してました。
(ハルちゃんはお水しか飲まないから…)
桜は満開ではなかったですが、十分綺麗でした!
また来年も来れますように。
氷菓スタンプラリーで高山を訪れた際、こんなツイートをしたところ・・・
高山1人で入りやすい店ランキング(yuu調べ)とか需要あるかしら🤔
— yuu (@i_cecream2012) 2023年2月23日
おひとり様ならまかせろ
けっこうな反応をいただきまして、それならおひとり様でも入りやすかったお店をまとめようじゃないか!と思った次第です。
氷菓目的で行くとおひとり様のことも多いですからね、かくいう私もそうです。
そんなわけで、高山で女性でも一人で夜ご飯に入りやすいお店を紹介していきたいと思います。
順位をつけるのはちょっとおこがましいので普通に紹介形式で・・・。
※「女性」とつけてるのは私が実際入ったことのあるお店に限定しているため他意はないです。男性もきっと入りやすいはず。
※写真はすべて私が撮ったものですが、つねに飛騨牛を食べすぎてどこのお店なのかわからないのもあり…笑、写真なしのお店もあります。
地元の常連さんが集まるような居酒屋にガンガン踏み込めるほどコミュ力も社交性もないので、基本的に観光客も入りやすいところをチョイスしてます。
おしゃれな感じの居酒屋。カウンター席もあり女性一人でも入りやすいです。
店員さんも女性が多く、華やか。
適度に放っておいてくれて、料理やお酒が無くなるとオーダー聞きに来てくれて気配りが心地よい。
お話を聞いてると意外と地元の方もこちらのお店利用されるそう。
飛騨牛餃子で有名なお店。その他にも地元の食材を使った料理も美味しい。
カウンター席があるので一人でも入りやすいです。
ただ、店主がお一人で切り盛りされているので、混んでいる時は注文のタイミングが難しい。
テイクアウトもあり。
イタリアンバル。カウンター席もあり、気取らない感じで入りやすい。
お酒はワインメインでお料理は地のものを使っていてとても美味。
個人的に、飛騨牛のフォアグラのせがとても衝撃でした。
高山駅からすぐ近くのお店。駅周辺に宿を取っている人はこちらおすすめです。
もちろんカウンター席もあり、高山の郷土料理とお酒が楽しめます。
地酒がとても豊富。高山のお酒が飲みたい!となったらここ。
店内も清潔感があり居心地がよい。
地酒飲み比べセットは一人でも楽しい。
カウンター席はないですが、こじんまりとした店内が居心地よくお一人様でも問題なく入れます。
特に私が行った時は私以外全員外国のお客さんで、逆にそれが良かったです。
お互い何言ってるかも分からないこの距離感。安心します。
店名の通り地ビールの種類がすごい!
自家製のレモネードも種類が豊富なのでお酒が飲めない人でも安心です。
飲食メニューも郷土料理が各種取り揃えられていて美味でした。
老舗の格式高いレストランですが、カウンター席もあり一人でも入りやすい。
お一人様でも飛騨牛ステーキが食べたかったらここ!
カウンター席からは調理してる様子も見えるので、ある意味特等席。
シェフがとても気さく。
飛騨牛ステーキとハンバーグのお店。
ヨーロッパの一角にあるようなとてもオシャレな外観で、一人で入るのに尻込みしてしまいそうですが、お一人様でも問題なく入れます。
カウンター席はありませんが、とてもアットホームで店員さんが本当に感じ良い。
ただ、店内はあまり広くないので満席で入れないこともあるのが難点。
カジュアルなイタリアンレストラン。気取らない感じで入りやすい。
でも料理は本格的でピザが美味しい。
カジュアルフレンチのお店。カウンターがあるのでおひとり様でも入りやすい。
バルっぽい雰囲気もあるけど、がっつりメインの料理もあります。
地元の野菜や飛騨牛を出してくれるフレンチレストラン。
飛騨牛ももちろん美味しいですが、お野菜を使った創作料理の数々が本当に美味しい!
やや高級なものの、そこまで格式ばっているわけではないので入りやすいです。
店内は広くはないので予約して行ったほうがいいかもしれません。
ちなみに一人でも予約OKでした。店員さんもとても親切!
カウンター席もあるカレー屋さん。高山在住の方に教えてもらって行きました。
地元の方の間でも有名なお店。
洋食っぽいカレーがとても美味しいです。
味付けは辛めでご飯の量も調節してもらえます。
けっこうボリュームあるのでお腹すかせて行きましょう。
タスクオーナ先生が米澤先生に勧められて食べに行った、というエピソードも界隈では有名ですね。
飛騨牛そばで有名なお店。夜も営業しているのが嬉しい。
手軽に食べられます。(普通のお蕎麦もあります)
超有名店。
夜も営業しているので軽く一人でラーメン食べたい時おすすめ。ただ、平日や閑散期以外は並ぶのを覚悟したほうがいいと思います。
高山では珍しくワンタン麺がメニューにあります。
ワンタン麺と言えば・・・『箱の中の欠落』ですね。
一人焼肉するならここがおすすめ。
広々とした店内でおひとり様でも気兼ねなく肉が焼けます。
メニューに「1人前」があるのが嬉しい。
ただし、しゃぶしゃぶとすきやきは2人前~なので注意。(2人前食べられる猛者ならOKかも?)
古い町並みにある飛騨牛専門店。
一人すき焼きがしたいならここ。「すき焼き御膳」なので一人前で注文できます。
もちろん飛騨牛のステーキもあります。
酒屋さんが経営されているので、お酒も美味しい。
観光地なので基本的にカフェはどこも1人で入りやすいのですが、いかせん早く閉まってしまうお店が多いので、今回は夜カフェができるところを選びました。
夜の11時までやってるのが嬉しい。紅茶の種類がとにかく豊富。
軽食メインなので軽く済ませたい人向け。
お店の方がとても気さくでまったりできます。
※2024年3月現在、閉店時間は18時までになったみたいです。
(ただし4月~11月は21:30まで)
こちらのお店は昼間しか行ったことがないので挙げるのを迷ったんですが、夜10時まで開いてる貴重なカフェなので参考までに。
スイーツはもちろんのこと、ドリアやピザなどの食事メニューもあります。
ただし、場所が櫻山八幡宮の裏手をずーーっと登って行った先の山の上にあるので(歩くと15分くらい)、夜はタクシーなどで行った方が良いかも。(昼間でもあまり人気がない)
夜の山の一人歩きダメ、絶対。
でも景色はめちゃくちゃ綺麗。
こちらカフェに入れるか迷ったのですが、夜にカフェの利用だけで入店できたこと、そしてなんと23:30までやってる、ということでこちらに入れました。
(何度も言いますが、高山の夜遅くまでやってるカフェは貴重。そしてなんと元日にも営業していた)
私はクレープセットを頼みました。
二種類好きなクレープを選べて紅茶orコーヒーがついて900円。とてもリーズナブル。
こちら古き良き洋食屋さんという雰囲気でした。
飛騨牛の料理も美味しそうなので、夜ご飯として利用するのもよさそう!
ここまで読んでくださってありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。
お店は随時更新していきたいと思います。
みなさまよきお一人様旅を!
1/29に開催された「氷菓」フィルムコンサートに行ってきました!
なんだかまだふわふわした心地なのですが、早くも一週間が過ぎてしまったなんて信じられないです…。
幸い昼の部夜の部両方当選しまして、現地に行くことが出来たので記憶が新しいうちにレポ書いていきたいと思います。お付き合いください。
TVアニメ「氷菓」の10周年の企画として、「TVアニメ「氷菓」10周年記念フィルムコンサート~神山高校の小さな音楽会~」が2023年1月29日に開催されました。
10年ですよ、10年。10歳だった子が20歳、20歳だった子が30歳、30歳だった子が40歳…いや、つらくなってきたのでやめます。はい。
まあ原作の〈古典部〉シリーズは20周年ですけれどね。
実はアニメ氷菓、サウンドトラックなるものが発売されてません。
BD・DVDの特典についていたのみです。めちゃくちゃもったいない!
もともとイベントも皆無な上にそういう経緯もあり、今回のフィルムコンサートはとーーーっても貴重なのです。
正直、公式がなにか動いてくれることはないとほぼ諦めていました。
それがまさか10年という節目にこんなサプライズがご用意されているとは夢にも思わなかったです。
関係者のみなさま、本当にこんな素敵なイベントを企画して下さってありがとうございます!
2023/2/12(日)21:00まではアーカイブ配信を申し込めるのでまだの方はぜひ!!(視聴期限は2023/2/12(日)23:59まで)
会場は角川のお膝元、ところざわサクラタウンのジャパンパビリオンホールです。
さくらタウンができてからずっと「氷菓もなにかやってくれ~」と言っていたのですがやっとそれが叶いました。
ただ、ホテルとコラボとかミュージアムとコラボとかレストランとコラボとかもやって欲しかった。(小声)
一応さくらタウン内にある本屋、ダ・ヴィンチストアで氷菓コーナーが作られていました。
ダ・ヴィンチストア(@DAVINCI_STORE )では、#米澤穂信 先生&『#氷菓』特集コーナーが展開中!🍨👀✨
— TVアニメ「氷菓」10周年記念フィルムコンサート【公式】@アーカイブ公開中! (@Hyouka_10th) 2023年1月29日
作品グッズなどもお取り扱いござきます🛍
ぜひイベントに"#氷菓音楽会"のイベントに合わせて、#ダヴィンチストア にもお立ち寄りくださいね!👟 pic.twitter.com/cP8PxhIeZU
こちらの施設、最寄り駅はさも「所沢ですぜ」って顔してますが、東所沢駅です。道すがらアニメマンホールが設置されているので好きな作品がある場合は見忘れ注意です。
とりあえず京アニアニメ化の作品だけまとめてみました。
見ての通り……氷菓は……ないです!!
直木賞作家のデビュー作ですよ!?「黒牢城」あなたのところで出した書籍ですがな。
早急に氷菓のマンホールも作るべきだと思うのです。
そしたら毎日見に行ってしまう。
ジャパンパビリオン ホールAは650席のわりと小規模なホールです。
正面に舞台、そしてフィルムを映すための大きなスクリーンがありました。
パイプ椅子が並べられ、座席には愛蔵版〈古典部〉シリーズのチラシが置いてありました。
※9. 論究の迷路:田中さんは「論理の迷宮」と読み上げていたのですが、サントラ記載の題名に表記を合わせました。
どこにもセトリが見当たらなかったので配信の田中公平さんの読み上げをサントラと照合しながらちまちまちまちま書き起こしました。
題名を言ってない曲もあり、それはサントラ聴きながら確認したのでもしかしたら間違ってる可能性もあります。ご容赦ください。
それにしてもタイトルが難しい。
1~12までが第一部となります。
無伴奏チェロ組曲から始まる構成が本当に神がかっていました。
やっぱり生音は低音の響きが違いますね…。
トークコーナーを挟んで13~28までが第二部です。
最後がG線上のアリアなのがとても良かったです。最初と最後にクラシック曲を持ってきているのが本当に氷菓の世界観を理解してくれているなあと思いました。
そしてそこからのChouChoさんの生歌!
「優しさの理由」を生で聴く機会があまりない上にオーケストラバージョンですよ。
夜の部はオケの方が手拍子も誘導してくれて一体感がありました。
今回の功労者といえば、なんと言っても田中公平さんでしょう。
参加も後から発表されたので、てっきりゲスト枠かと思ったらがっつり司会もやられていて完全にメインでした。
何より進行の合間にさらりともたらされる当時の情報がとても貴重でした。
ファンは何よりこういう情報が好物。
個人的におおっ、となった田中公平情報はコチラ。(昼夜公演の情報を混ぜてます)
その道のプロである田中さんが「G線上のアリアとこんなに画面がマッチングするアニメは他にない、世界中どこ探してもこれはない」と言っていたのでこれからは胸を張って「G線上のアリア」が一番合うのは氷菓!と主張していきたいと思います。
これだけだとただのひょうきんなおじさんですが、ちゃんと「やっぱりすげー」となったエピソードもあります。
佐藤さんと阪口さんのトークコーナーが終わり暗転、そして明転した後さっと舞台袖から田中さんが現れそのままさーっとピアノのもとに。
おもむろに「薔薇の花びらが舞うように」をアレンジの効いたピアノソロで弾き始めました。
そして演奏し終わるとまたそのままさーっと袖にはけていきました。
いやもうめちゃくちゃかっこよかったです。
それまでみんなを笑わせ冗談も言ってたのにここで無言ですよ。
プロってすごい。
放送当時阪口さんと佐藤さんがパーソナリティを務めていた氷菓のラジオ番組です。
「かんかん!がくがく!」というハイテンションの曲にびっくりした方も多かったのではないでしょうか笑
それがなんと今回「古典部の屈託のあとがき」として一夜限りの復活となりました。
こちら「12.平穏なる日々のくり返し」と「13.薔薇の花びらが舞うように」の演奏の間です。
佐藤さんも阪口さんもタイトルコールの10年前の音源に照れていましたが、リスナーからすると全く何も変わってないです。
そもそもお2人とも演じるにあたってそこまで声を作っている感じでもないので、普通の会話がすでにリアル里志&千反田さんでした。
ラジオの合間に朗読劇もありました。
姿の見えない奉太郎がどこに行ったのか…を里志と千反田さんが推理する、謎解きあり、雑学あり、宣伝ありの朗読劇で、まあこういうイベントでは定番な感じでした。
が、しかし。
最後に爆弾を落とされました。
里志「進路に悩んでる千反田さんを……」
このセリフの意味がお分かりでしょうか。「進路に悩んでいる」という言葉が出るということはこの脚本を書いた方はアニメ化されていない「いまさら翼といわれても」まで既読というわけですよ。
とんでもない餌が投下されてしまった…。
誰が脚本を担当したのかわたし、気になります!
さて、タイトルの「深淵」ですが、これがどこから来ているのかちょっと調べてみました。
朗読劇の中では「とんび」が1つのキーワードとなっています。
この角川武蔵野ミュージアムの外壁のトンビを描かれた鴻池朋子さんが答えている別のインタビューに「深淵」というワードが出てきます。
ここから取ったのかなあ、と思いますが真偽は不明ですので悪しからず。
Twitterにもあげましたが、僭越ながらレポイラストも描かせていただきました!
くどいようですが、詳細が気になる方はどうぞ配信をチェックしてみてくださいませ。
当日は物販もありました。
物販開始の11時ちょっと過ぎくらいには到着したのですが、その時点で長蛇の列でした。
まさか氷菓で列形成を体験するとは…!
並んでる途中にオーダーシートが配られたので流れるように数字を記入するわたし。
1時間くらい並んでやっとレジにたどり着きました。
購入したトートにいそいそとグッズを詰め込み氷菓ファンアピール。(クリアファイル入れるのにちょうど良いサイズ!)
購入制限もなかったので少し嫌な予感がしていたんですが、どうやら午後の部が始まる前に売り切れが出ていたみたいですね。
ネットで受注生産も受け付けているものの、現時点で在庫なしのものがほとんどです。
いや公式さん、さすがに氷菓人気あなどりすぎでは…!?
幸いわたしは当日会場ですべて購入することができました。
根付も無事コンプリート。
アクキーとの違いが分からず、根付とは…?と若干根付の概念に疑問を抱きつつ、きっとあのよりよりの紐が本体なのでしょう。
トートが入っていた透明フィルムもこのシールがあるゆえに捨てられない…。
当日の会場にはCD販売会場もありました。
あらたにミニしおりの特典がつきます。
いや、あの、全部持ってる!!
しかしミニしおりのために購入しました。
なにせ全部持ってるのでどれにしようか迷ったんですが、販売員のお兄さんの「君にまつわるミステリー残りわずかでーす!」という言葉に即決しました。
「限定」とか「僅少」とかいう言葉に弱いおたく。
そして、今回一番嬉しかったのがプレミアムグッズ付きチケット付属のウッドカレンダーです。
セットの位置を変えれば一生使える優れもの。
わたしより頭良い。
氷菓は実はけっこうカレンダー類はでているんですが、その年しか使えないものしかなかったのでこれは嬉しい。
欲を言えば、次は新規絵のグッズをお願いします!
夜公演の最後の挨拶で田中公平さんが「この後はいろいろ頑張りましょうねみなさん」と、ニヤリと笑いながら言ったのがとても意味深でした。
昼公演ではそんなこと一言も言わなかったのにですよ!!
そしてそれを受けて、
佐藤さん「今回いなかった中村さんと茅野さんも、古典部みんなで集まれたらいいですね」
ChouChoさん「ぜひまたこういう機会を」
なんて前向きなことを言うものだからいろいろ期待してしまうのですが、そこんとこどうなんですかね公式さん!?
あくまでも個人的な体感の話ですが、650席という少ないキャパではありつつも先行申込の落選報告多数にグッズも早々に売り切れという現状を見ていると、公式が想定していたより氷菓のこういう機会を待ち望んでいた人が多かったのではないかな、と思います。
こんなに氷菓ファンはいっぱいいるんだぞー!というのを公式に見せつけて、これからも定期的にこういうイベントを開催してくれるととても嬉しいです。
そして何より今回のフィルムコンサートのディスク化とサントラの発売をどうぞよろしくお願いします!!
年末年始の高山旅行記、思いのほかボーリューミーになってしまったため前後編に分けました。
というわけで後編の始まり始まり~
アニメでは「荒楠神社」として登場しています。十文字かほさんのお家でもあります。
年が変わった瞬間、つまり1月1日の0時に日枝神社に初詣に行きました。
実際、作中で奉太郎と千反田さんがお参りするのは1月1日の夕方~夜なのですが、まあそれはそれ。
普通に考えて千反田家のご令嬢と奉太郎がそんな深夜に初詣なんて許されざる行いですからね……。
6年か7年前の年越し高山がめちゃくちゃ大雪でめちゃくちゃ寒くて日枝神社までの道中終始震えていたので、未だにその印象が強くもっこもこに着ぶくれて行ったのですが、今年はわりとイージーモードでした。
ホッカイロなくても余裕!耳もちぎれそうにならない!
しかし日枝神社までの道のりは本当に人気もなく、暗いし怖いです。しかも市街地から少し外れたところにあるんですよね。
ただ、不思議なことに日枝神社に到着すると人がかなりいます。
主に地元の方がお参りするからみんな車でくるんでしょうか。
お参りまで長い列に並びます。
驚くことに、中学生・高校生らしきグループをけっこう見かけました。それを考えると古典部の面々もこの時間に初詣を……と思うのですが、いやいや千反田家のご令嬢がそんな深夜に男子学生と一緒になんて許されざることですよ。(2回目)
お参りの後は振る舞いの甘酒もしくは昆布茶を。
どちらか選べるんですが、今回は昆布茶にしました。
作中だと甘酒と団子汁でしたね。バイトの子が引っくり返してしまったやつ……。
近くで火が焚かれていて参拝者はみんなこの付近に固まっていました。
火は偉大。めちゃくちゃあったかい。
火にあたりながら昆布茶をいただいていた時に、急ぎ足の巫女さん(眼鏡+一つ結び)が振る舞いのお鍋のところに慌てて来たのを目撃し、「リ、リアルかほさん……!」と感動しておりました。
ちなみに日枝神社で引いたおみくじは大吉でした!!
今年は良いことありそう。
やよいそば
初詣の後はやっぱり年越しそばでしょう、ということで日枝神社に参拝したその足で『やよいそば』に向かいラーメンをいただきました。(そばじゃないんかい)
いくら1月1日で年越しそば需要があるとはいえ、深夜に営業しているお店は限られます。その中でも『やよいそば』はだいたい年始は深夜でも営業しているので助かりますね。
この時点で深夜2時くらい。
ここでも高校生・大学生くらいの若いグループがけっこういて「青春だなあ」と眺めながらラーメンをズルズルしてました。
飛騨そば 小舟
贅沢に飛騨牛が一枚どーんと載ったお蕎麦が有名な『飛騨そば 小舟』さん。
こちらは深夜までやっているわけではないのですが、12/31の夜まではやっているので少し早めの年越しそばに最適です。
日枝神社の境内にある稲荷神社、こちらもアニメには登場していませんが原作『いまさら翼といわれても』に収録されている「長い休日」にそれらしい描写が出てきます。
稲荷の祠は、拝殿の横から延びる小径の先にあるという。(中略)小径は上り坂で始まり、すぐ先で階段になっている。(中略)一対の狛狐のまわりを8の字で巡って、千反田がにこりとする。
荒楠神社にやってきた奉太郎がひょんなことから千反田さんと一緒にお稲荷様の祠を掃除することになったシーンです。
8の字8の字。
こちらも順当にいけば、コミカライズで詳しいビジュアルが出るはずです。
アニメで出てきた奉太郎の家の前にある神社です。
そして、奉太郎の家がある場所には実際は何もなく、石碑のようなものが建っています。
たしかコメンタリーで武本監督が奉太郎の家の間取りなんかは自分の家を参考にした、ということを言っていたような……。(うろ覚えですみません)
日枝神社に参拝した後、こちらの神社にもお参りしました。
深夜だったにも関わらず、氏子さんたちがちゃんといてお神酒もいただきました。
横の小径にずらりと幟が並んで、夜はとても雰囲気があります。
櫻山八幡宮はアニメには登場していないんですが、実は原作の荒楠神社はどうも日枝神社と櫻山八幡宮(ともしかしたら他の神社も?)を合体させているようなんです。
『ふたりの距離の概算』を読んでいるとよく分かります。
道の細い住宅街を抜け、荒楠神社に向かう参道にさしかかったのだ。道の幅は広く、左右には店が軒を連ねている。正月や春秋の祭りでは賑わう通りだが、いまはしんと静まって、幟だけが色鮮やかに見えている。
日枝神社の参道にはお店などはありません。一方、櫻山八幡宮の参道は両脇にお店がずらりと並んでいます。
ほとんど無人の参道を漫然と歩いていく。緩やかな下り坂がまっすぐ続いている。 参道の入り口にある大鳥居をくぐれば、コースに戻れる。
大鳥居というと遠くからでも存在感のある宮前橋の大鳥居を連想します。
この先はすぐ櫻山八幡宮の参道となります。
腕を上げ、大日向は店の一つを指さした。大きな和傘と畳敷きの縁台が軒先に置いてある。(中略)大日向が指した団子屋は良心的だった。観光地価格でも買う人はいるだろうに、壁に貼られた和紙には「一本八十円」と書かれている。(中略)店をやっているのは人の好さそうな老女だった。(中略)「みたらしと、よもぎがあるよ」と言った。
櫻山八幡宮の参道にはいくつか団子屋があります。
個人的に一番近いのは飛州屋かなあと思います。
畳敷きの縁台、みたらし一本八十円、というところが同じです。
あともう一つこのお店が近いかなあと感じた理由があるのですが、それは以前行った時にはよもぎだんごもあったからです。
なぜか今回は無くなっていました。メニュー数は増えているのに……。
そして「赤い傘」は残念ながらこの参道のお店では見当たりませんでした。
まあ、正直『ふたりの距離の概算』連載時やましてや作中の年代からはだいぶ経っているのでこの参道の様子も変わっていると思います。
また、お店は全く別のところから持ってきているという可能性も十分ありますのであしからず。
こちらもコミカライズでマラソンコースと供に団子屋も出てくるのが楽しみです!
茶香房 ひより
櫻山八幡宮の参道にひっそりと佇む日本茶の専門店です。ひっそりしすぎて初見だと本当に素通りしてしまうと思います。
しかしこのお店、お茶への情熱がすごい。
美味しいお茶というのは茶葉自体も美味しいらしく、小皿に一つまみ程度の茶葉を盛って出してくれて、ぽりぽり食べられます。
これが本当にうま味がすごい!茶葉を食べたのはこのお店が初めてです。
気に入ったら茶葉を購入することもできます。
私は速攻でこちらで出していただいた煎茶「日本平見驚」をお土産に購入しました。
こちらもアニメには登場していません。『いまさら翼といわれても』の表題作に「神山市民文化会館」として出てきます。
神山市民文化会館は赤レンガのようなタイルに覆われた四階建てで、大ホールと小ホールのふたつを備えた堂々たる施設だ。収容人数は知らなかったが、案内板を見たところ大ホールには千二百人、小ホールには四百人が入るらしい。黒い大理石が敷かれた吹き抜けのエントランスホールには「江嶋合唱祭」の立て看板が立てられ、けっこう大勢の人がうろうろしていた。
2022年6月2日にこちらの文化会館で原作者の米澤先生の講演会がありました。
先生ご自身が高山市民文化会館を舞台にしていると明言されています。
※木曜日という平日ど真ん中だったので参加できなかったのくやしいいいいい。(心の叫び)
「最近文化会館に来たことがあるような気がしたんですが、考えてみれば『いまさら翼と言われても』の舞台のモデルがここなので、画像と見取り図をさんざん見たんでした」とお話しするのを忘れた。
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2022年6月2日
しかし、こちらも2017年に外壁の改修工事が行われ赤レンガのようなタイルでは無くなってしまいました。
不覚にも改修前の手持ちの写真が見つからなかったので、高山市役所公式HPの画像を引用させていただきます。
たしかに赤レンガのような外観。
現在はどちらかというと黒っぽいシックな感じですね。
時間がある時に一度作中で奉太郎が乗ったバスルートを辿りたいなあ、と思ってるんですがなかなかそこまでする余裕がない……。
高山市民文化会館のほど近くにある洋菓子店です。中にはイートインスペースもあります。
『いまさら翼といわれても』に収録されている「わたしたちの伝説の一冊」、このお話に「バイロン」という洋菓子店が出てきます。
「『バイロン』ってお店、わかるかな」 「文化会館のそばの、ケーキのお店のこと?」(中略)白壁と群青色の瓦屋根が印象的な洋菓子店、『バイロン』の前についていた。
初出は2016年10月号の「文芸カドカワ」でしたが、こちらが出てすぐに高山「氷菓」応援委員会様が「モデルのお店は高山にあるモーツアルトさんでは?」と紹介され、ファンの間ではすっかり定番の聖地となっておりました。
さすが地元の方!
そしてなんとなんと、月刊少年エース2022年5~9月号の漫画版氷菓に「バイロン」のビジュアルが出てきて、晴れてこちらのお店がモデルということが確定したのでした。
残念ながら2023年1月時点ではまだこのお話はコミックに収録されていないので読めるのは月刊少年エースだけです。
親切なことに、河内先輩と摩耶花が座っていた席にはお店の方が漫画の切り抜きを設置して紹介してくれています。
さらにお店の一角には氷菓コーナーも!
※お店の方の許可を得て撮影しています。
茶器類のデザインも一緒ですね。
今回はお店おすすめの「黒い森」のケーキをいただきました!
焼き菓子やクッキーも購入できるのでぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。
作中では「水梨神社」として登場します。
最終話で生きびな祭りが行われた神社ですね。
特になにも行事のない普段はけっこう静かなんですが、さすがに年末年始は地元の方たちでごった返しています。
しかし観光客はほぼいないです。
お参りするまでにもけっこう並びます。
そしてこちらの神社、車のお祓いもやっているので境内に車がずらりと並んでいる光景も少し面白いです。
生きびな祭りのパネルも置いてありました。
開催日が空欄なのが少し悲しい……。
コロナで長らく延期されているようなので、今年は久しぶりに開催できるといいですよね。
私も久しぶりに見に行きたいです。
今年はうさぎ年、ということでうさぎの土鈴がとても可愛かったのでお持ち帰りしました。あとは定番の巾着守り。こちらも巾着型が可愛らしい。
来るたびに巾着守りは頂いている気がします。
そしてこちらの水無神社さんには夫婦守(めおとまもり)というものがあります。
いや、私自身は独身なんですけどね、ええ、これはぜひとも奉太郎とえるちゃんに末長く仲良くいてもらいたいという思いで以前こちらも頂きました。
紅白で大変おめでたい感じ。
今はうちのねんどろいど奉えるちゃんにお供えしています。
こちらも最終話に登場したとても立派な桜の木です。
実際の生きびな祭りの行列は臥龍桜の前は通りません。駅をはさんで反対側なので水無神社から臥龍桜まではけっこうあります。
この雪の中をえっちらおっちら進みました。雪仕様でもなんでもないただの運動靴で。
足元びっしょびしょですよ。
しかし、雪の臥龍桜もなかなか良いものです。
年末年始は観光客もいないのでだいたいこの景色を独り占めできます。
さすがに地元の方もここまでは来ないみたいですね。
「ここがわたしの場所です」
アクスタ万歳!!
もうこの雛仕様の千反田さんのアクスタを手にした時からこれをやりたくてやりたくて。
惜しむらくは対となる奉太郎のアクスタもあれば言うことなしなんですが、さすがに私服の奉太郎のアクスタは公式も出してくれませんでしたね……。
「氷菓」10周年記念スタンプラリー 開催決定おめでとうございます!🎉🎉🎉
高山市主催の重ね捺しスタンプラリーだそうです。楽しみすぎる。
実は高山にいる時、地元の方に教えてもらってスタンプラリーの情報が載った「広報たかやま」ちゃっかりゲットしてました。
※高山市役所等で無料で配布されています。
持つべきものは地元の方とのコネクション。
しかしTwitterなどではスタンプラリーのスの字もなく……我先にツイートするのもなあとタイミングを伺ってました。
いや、広報誌に出てる時点で別にいいんでしょうけど。むしろ宣伝したほうがいいんでしょうけど。
しばらくしてスタンプラリーのツイートしている方がいたので無事、私も便乗してお祝いのツイートしました。
もちろんweb上でもこちらの広報たかやま見ることができますのでご安心を。
ご存知の通り高山に行ったばかりですが、近々スタンプラリーのためにまた行きます!
氷菓10周年year引き続き楽しみましょう!🕺
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
新年明けましておめでとうございます。
今年もゆるゆる好きなことを書き散らかしていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
最後に訪問したのが2019年12月31日~2020年1月2日なので丸三年ぶりです。
コロナが流行してからずーっと我慢していたわけですが、とうとう旅に出たい欲求が爆発しました。
実は何度か宿を予約して行こうとはしていたんですが、感染者の増加に伴い泣く泣くキャンセルして気がつけば三年も経っていました。
コロナ前は何度も高山に訪問していたこともあり、アニメには登場しない場所を巡っては奉太郎や千反田さんの影を幻視し、彼らはこの道も通ったかもしれない……なんてことをやったりしていたんですが、今回は初心に戻ってアニメや小説に登場した場所を主に巡りました。
高山での妄想について詳しく知りたい方はコチラ
そんな感じで高山で撮った写真なんかを載せていきたいと思います。
㊟原作・アニメともにネタバレしています。ご注意ください。
2016年に建て替えられてすっかり近代的な姿になりました。
高山駅自体はアニメに登場したわけではないのですが、2014年「JR高山本線80周年記念」コラボイベントである氷菓スタンプラリーのポスターの背景として使用されました。
なんと京アニの描きおろし、しかも武本監督の原画。
突然の発表に界隈はお祭り騒ぎだったことを思い出します。
既出の絵柄のグッズですらなかなか出ないのに描き下ろしですよ。夢かと思いましたね。
とは言えこちらは旧駅舎をモデルにしているので今ではもう見られない光景です。
旧駅舎も趣があって好きです。
まずは腹ごしらえ。
鍛冶橋交差点にあるお店、高山バーガーで有名な花水木さん。
飛騨牛100%らしいです。美味!
ここから本町2丁目商店街のほうに行くと招き猫の像があります。
反対側の本町3丁目商店街のほうには愚者のエンドロールで奉太郎が座っていたベンチが。
氷菓10周年の諸々で公式にアクスタが出たことにより、気軽に持ち歩きできるようになったのは喜ばしいことですね。
さらに先に進むと奉太郎が供恵さんにあてた手紙を投函したポストがあります。
しかしこちらのポスト、なんとアニメ放送当時と形状が変わってしまいました。
ちょっと手元に2013年当時の写真しかなく、いつから変わったのか不明です。
植木鉢も無くなってますね。
最後に訪問した2019年の年末の時はまだ変わっていなかったような気がするんですが……うーん、どうなんでしょう。
TSUG CAFE
上のポストがある場所の道路を挟んで真向いにある『TSUG CAFE』さん。
紅茶の専門店です。スイーツや軽食もあります。
嬉しいことにこちらのお店、普段は23時まで営業されています。
高山は閉店が早いお店が多いのでとても有難いです。
1月1日も閉まっているお店が多い中、18時まで営業していてカフェ難民にならずに済みました。
予約すれば蔵でアフタヌーンティーとハイ・ティーも楽しめるみたいなので一度は体験してみたいところ……!
高山といえば朝市。だいたいお土産はいつもここで買います。赤かぶ漬け最高。
観光客も多く賑わっています。
しかしこの朝市の垂れ幕、久しぶりに見たらアニメ放送当時より変わっていました。
「飛騨高山」部分があらたに加わっています。
2019年当時はまだそのままだったので、訪問していない3年の間に変わってしまったみたいですね。
他にもアニメ放送当時より変わってしまった場所があります。
OPで里志が登っていた石のポールが等間隔に置かれていた場所ですが、2020年夏に「行神橋」が開通したことにより1つを残し無くなってしまいました。
そして、朝市の通りの終わりにある弥生橋の下の小さな橋、こちらもアニメに登場していますが撤去されたままだいぶ長いこと経ちます。
行神橋がある光景はアニメには無いんだな、と思うと不思議な感じですね。
コマコーヒー
クッキーカップのエスプレッソを宮川を眺めながら飲むのが最高です。
たこ焼き さごう
ちょっと小腹がすいた時などに。3個、8個、12個と選べるのも嬉しい。
物語上でも超重要な場面で出てきます。
今回はどーーーーしてもアニメと同じ雪の降りしきる不動橋を綺麗に撮りたくて、ストロボを購入しました。
高山を一緒に取り続けて10年弱。私の相棒のα7iiiです。
とても良いカメラですが内臓フラッシュが搭載されていないので、外付けするしかありません。いろいろ調べてとりあえずGODOX TT350Sを購入。
雪景色はフラッシュがないとまじで綺麗に撮れないんだ……!
夜ごはんを食べて不動橋へ向かいました。おあつらえ向きにどんどん強くなる雪。
「ヒューッ!いい感じの雪だぜ!」とテンション上がりながらびしょ濡れになるのも構わずシャッターを切るわたし。
これ撮ってる間もどんどん雪が強くなってました。その甲斐あってなかなか満足いく写真が撮れました。
さらにはこんなことも。
「だが、お前は(俺の)千反田を傷つけた」
※カッコ内は撮影者の副音声としてお楽しみください。
半袖の奉太郎くん寒そうですね。長袖のアクスタが出るまでの我慢だよ。
不動橋ごっこ(?)もできちゃいます。
ちなみにこちらの不動橋ですが、原作では固有名詞は出てきません。
しかし、米澤先生の別著作『さよなら妖精』に「不動橋」という名前が出てきます。
爪の先で滴を弾くおれを太刀洗は見るともなく見ていたが、信号が青に変わると、「不動橋から行かない?」 と持ちかけてきた。(中略)木造瓦屋根の古い家の狭間、猫が散歩に通るような狭い路地を抜けると、すぐに不動橋に出る。古い橋だ。黒ずんだ木が上手く組み合わさって橋脚を作り、橋板には申し訳程度にアスファルトが敷かれている。歩行者専用なので、幅は狭い。二人横に並ぶと、互いの傘がぶつかり合った。
『さよなら妖精』はもともと古典部の3作目として出すはずが、いろいろあって出せなくなり設定を変更して別の作品として出したという経緯があります。
なので若干作中には古典部の面影が残っていたりします。
舞台も「藤柴市」となっていますがおそらく高山市をモデルにしていると言われています。
機会があったらぜひ読んでみてください!
古い町並にある喫茶店「喫茶去 かつて」。愚者のエンドロールで奉太郎と入須先輩が対峙する場所として登場しました。
アニメではお店の名前は「一二三」となっています。
店内は若干アニメとは違いますが、十分雰囲気は感じられると思います。
アニメの方は個室もあり、広々と描かれている印象です。
今回はあまがさねをいただきました。
アニメで入須先輩が頼んでいたお抹茶も一応メニューにあります。奉太郎の水出し玉露と雲南茶はさすがにないみたいです。
(原作で奉太郎は最初は水出し玉露、二回目に雲南茶を頼んだことになっています。)
こちらのお店、とても遊び心があり4月3日の生きびな祭りの時には看板をアニメと同じ「一二三」に変えてくれたりします。
わざわざお店の方が作ったらしいです。素敵!
最近はずっとコロナで生きびな祭りも延期なので、またこちらの看板が見られるといいな、と思います。
アニメでは「パイナップルサンド」として登場した喫茶店です。
外観も内観もアニメのまんまです。
千反田さんが注文したウィンナココアはカップもそのままです。
原作『ふたりの距離の概算』でパイナップルサンドが移転してしまったのが残念です。
宮川に架かる特徴的な赤い橋です。
こちらはアニメに登場したわけではないのですが、原作『いまさら翼といわれても』に収録されている「箱の中の欠落」にこの橋らしき描写があります。
さほど急ぎ足でなくても、約束の赤橋には十分たらずで行ける。赤橋というのは通称で本当の名前は別にあるが、赤く塗られているからという明白な理由でつけられたあだ名が便利すぎて忘れてしまった。
引用:『いまさら翼といわれても』(角川書店)
夜に里志と奉太郎が待ち合わせをした場所です。
「赤橋」という通称しか出てこないわけですが、まあ高山で赤い橋と言えば中橋ですよね。
近くに銀行と信用金庫と郵便局があるためか昼間はわりと混む場所だが(後略)
引用:『いまさら翼といわれても』(角川書店)
一応すぐ近くには飛騨信用組合があります。
ただ、この後二人が辿ったルートがよく分からない。
川沿いの小径を上流に向かったという描写があるんですが、上流って日枝神社、さらには飛騨一之宮水無神社の方面になってしまいどうも作中の雰囲気とは合わないんです。
まだ下流のほうがありえるかなあという感じです。
下流の方だとすると銭湯もあります。(※ただしこちらの銭湯潰れてはいませんちゃんと営業しています)
いまどき珍しい造り酒屋が軒からぶら下げている杉玉や、潰れてしまった銭湯の店先に貼られた閉店のお知らせを横目に、ゆっくり夜の街を散歩していく。
引用:『いまさら翼といわれても』(角川書店)
高山は酒屋さんも多いので杉玉もけっこう軒先につるしているお店多いですよね。
とはいえ下流方面も原作の描写に合致するかというとちょっと微妙です。
行き止まり、T字路などの道が合わないんですよね。描写があまりにも細かいのでおそらく実際に参考にされているところがあると思うのですが……。
有識者の見解を求む。
まあ、そもそも原作者の米澤先生は多少場所を混ぜたり、お店は違うところから持ってきたり、ということがよくあるのでこれも全く違う場所の可能性もあります。
アニメ……は残念ながらあまり続編が期待できないので、コミカライズでここの描写が登場することを祈ります!
何より里志と奉太郎が入ったラーメン屋が知りたい。
キッチン飛騨
創業53年の老舗飛騨牛ステーキ店です。飛騨牛を味わいたかったらここ!
何を隠そう上で雪の降りしきる不動橋を撮影する前に腹ごしらえしたのがこちらのお店。
場所は中橋のほど近くです。
さらに年末年始も営業されているのが大変有難い。
12/31・1/1といえば、ノープランだと夕食難民となってゾンビのごとく街中を徘徊する羽目になるのが常……
しかしキッチン飛騨さんはそのどちらも営業されているので必ずどちらかの日にはお邪魔しています。
思いのほか長くなってしまったのでここらへんで一旦前編は終わります。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
後編へ続く!
『ツルネ -つながりの一射-』の1話2話先行上映に行ってきました!
私は無事午前の部に当選しまして、さらになんとフォロワーさんが午後の部に当選していて2回とも行けることになりました。ありがたや。
まあ、それはそれとしてとても喜ばしいことなんですが、上映会の日程が、ですね…。
1 2 月 2 5 日(日)
そう、よりによってクリスマス。よりによって休日。
もともとなーんにも予定なかったんで別にクリスマスなのはいいんですよ。
ただ普通に外に出たくない…。浮かれた人たちがうじゃうじゃいると考えただけでつらい…。
ツルネ公式強気すぎる
ただ、思ってたよりも倍率高かったみたいで、落選報告をけっこう見かけたのが意外でしたね。さすがオタク。
さて、前置きはこれくらいにして、先行上映会のレポを載せたいと思います。
㊟1/4放送予定の1話2話のネタバレしてます。ご注意ください。
今回の会場は東銀座にある東劇です。
嬉しいことにスタンディまで。
向かって左から愁、湊、二階堂です。
なぜこの3人だけかというと、たぶん今回登壇のキャストさんが、上村祐翔さん(鳴宮 湊役)、小野賢章さん(藤原 愁役)、福山 潤さん(二階堂永亮役)のお三方だったからだと思われます。
そして、入場特典ももらえました。
裏にはQRコードがついていて先行してグッズの購入ができました!
一般販売は2023年1月6日(金)12:00~だそうです。
しつこいようですがネタバレしているのでご注意を。
まず、安定の京アニクオリティでした。
劇場の大画面で観てもなんら見劣りすることはなく、「これほんとにTVシリーズか…?」と疑ってしまうほどでした。まあ京アニ作品だともはや当たり前のことなんですが。
1期より確実にパワーアップしてます。
2期の注目キャラの一人は何と言っても藤原沙絵ちゃんでしょう。愁の妹です。
原作には登場しているらしいですね。生憎未読だったのでその衝撃たるや。
公式ではまだあまり情報が出ていませんが、PVに一瞬だけ登場します。
引用:©綾野ことこ・京都アニメーション/ツルネⅡ製作委員会
TVアニメ『ツルネ -つながりの一射-』PV第2弾 - YouTube
かわいい!めちゃくちゃかわいい!!
愁の妹なので当然お嬢様です。おっとりした仕草と喋り方にお嬢様らしさが出ていてとても良い。
湊が射るシーンで思わず沙絵ちゃんが息を止めるシーンがあるんですが、私もつられて一緒に止めてました笑
その仕草がまたかわいい。
やっぱりこういうのを見ると京アニの真骨頂は女の子の描写だなあ、と思いますね。
この男キャラメインのアニメの女の子がめちゃくちゃかわいい現象に名前をつけたい。
でもツルネは弓道部でも女子が出てきたり、けっこうこの女子と男子の距離感がリアルでそこが好きです。
京アニ作品に対していつも言ってることですが、何気ない日常の描写を丁寧に丁寧に積み重ねていくところが本当に好きです。
今回のツルネで言うと、お好み焼き屋での遼平のシーンが印象に残りました。
足元が映るカットで、右足だけかかとが靴から脱げていて、もう片方の足をかかとで掻くそんな何気ない仕草です。
いや~あるある、やっちゃうこういうの。
あとこれは1期の頃からですが、弓道場の床に人物が反射している描写がとても好きです。
ほんと細かい。
部員全員で丁寧に磨いてるんだろうなあとかいろいろ想像できます。
上村祐翔さん、小野賢章さん、福山 潤さんのお三方のトークのレポも載せたいと思います。
午前の部・午後の部両方とも上映会後のトークだったので、忙しい中ずっと待機されてたんだなあと頭の下がる思いでした。
※レポは両方の話を適宜混ぜています。
「#ツルネ -つながりの一射-」先行上映会に
— 『ツルネ』公式🍃TVアニメ2期 2023年1月放送開始! (@tsurune_anime) 2022年12月25日
お越し頂きましてありがとうございました!🍃
いよいよ来年1/4(水)から放送開始です!
お楽しみに🍃✨
放送・配信情報はこちら☟https://t.co/rgMA3Wj4lA#上村祐翔 #小野賢章 #福山潤#ツルネ2期は1月スタート pic.twitter.com/uuapGwcyAH
コロナ禍で分散収録が普通になっている。それでも関わりのあるキャラ同士でグループ分けをしてやりやすいようにしてくれている。
三人でブースに入ってのアフレコもあった。
アフレコの段階ですでに絵ができている。見たまんまでアフレコできる。これはなかなかないこと。
(小野さん)「愁の家とうとう出てくるけどびっくりしないでください」と言われた。想像以上にすごかった。
(上村さん)愁の家のカット長い笑
(小野さん)食卓にテレビがなくてレコードが流れてる。選曲は絶対鶴岡音響監督の趣味。
(福山さん)あの人(鶴岡音響監督)絶対ああいうのこだわる笑
(小野さん)原作を読んでいなかったので妹の存在に本当にびっくりした。隠し子がいた、というくらいびっくりした。
(福山さん)(愁に)許嫁いても驚かない笑
(上村さん)1話のマサさんから「なぜ弓道が好きなのか?」と聞かれるシーンの湊の表情。
ト書きに「ゾクッとするほど純粋な表情」と書かれていた。
アフレコの段階で絵が出来ているのでそれに合わせて声をあてた。
(上村さん)キャラクターの瞳の動きがとても綺麗。
スポーツ大会の湊が空を見上げているシーン、静弥に声をかけられて空から瞳の色が切り替わるのが好き。
的をとらえている時、ちゃんと瞳に的が映っている。
(福山さん)
せっかく絵がすでに出来ているので台本を読む前に、絵だけをまず1、2回見るというのをやった。
弓の軌道のアップなど普段は絶対見れないような部分がアニメーションだと見える。
音がない映像を見ているはずなのに音や空気感をすごい感じる。
みなさんもぜひ音を消して1度見てください!
(小野さん)
沙絵とご飯を食べているシーン。
兄妹の会話が普段は絶対使わないような言葉づかい。
鶴岡音響監督「賢章大変だな!これを普通に言ってるようにしなきゃいけないんだもんな!」とにやにや言われた。
(上村さん)「好き」
弓道への「好き」があふれてる。
(小野さん)「変化」
双子の変化や愁の変化も見どころ。
(福山さん)
ネタバレになるのでまだ言えないことが多い。
1つだけ、赤メッシュのイケメンのメッシュが話が進んで消えるか消えないか乞うご期待笑
※赤メッシュのイケメンとは
こちら辻峰高校2年生の不破くんですね。
(上村さん)「見つめなおすこと」
今作ではそれぞれのキャラクターが秘めているものを解き明かしていく。
(小野さん)「沙絵」
☞会場も一瞬「え?」という空気になりました。
※この回答が衝撃すぎてなぜキーワードがこれになったのか詳細聞き漏れました笑
(福山さん)「斜面打ち起こし」(二階堂の型の種類)
斜めとかかっこいい。他の人たちは「正面打起こし」。
◆斜面打起し(しゃめんうちおこし)
斜面の弓構えから左斜め上に打起こす方法のこと。
以上、先行上映の感想&レポでした!
ここまで読んでくださってありがとうございます。
12月4日(日)、滋賀県にある総本山三井寺で開催中の今市子展に行ってきました。
引用:https://ima-ichiko.jimdosite.com/
最終日ぎりぎりの滑り込みです。
とても良かったので再・開催祈願もかねてレポを書いていきます。
「今市子展」と銘打ってますが、展示は『百鬼夜行抄シリーズ』オンリーでした。
もちろん『百鬼夜行抄シリーズ』オンリーでも見ごたえ十分でしたが、今市子先生の作品は『砂の上の楽園』とか『岸辺の唄シリーズ』も良いのですよ。
閑話休題。
仁王門を抜けてすぐ、今市子展の看板がありました。
百体観音の展示と並べられている……👀
そもそもね、お寺で漫画の原画展とかすごくないですか!?
『百鬼夜行抄シリーズ』だからこそできることだと思います。
展示自体は国宝である金堂内部でやってるので、入山料さえ支払えば展示も見れます。
本当にこの中で仏像と並んで展示されているんですよ……。
残念ながら内部は写真撮影禁止だったのですが、各種公式アカウントが内部の様子をTwitterであげてくれています。
金堂内でやってる「今 市子展 〜冥界への道ゆき〜」は12月4日迄べん( ^ω^ )
— べんべん (@miidera_benben) 2022年12月1日
なかなか観ることの出来ない今市子べんの原画など多数観る事ができ当然購入する事も出来るべん(๑>◡<๑)
ファンじゃなくても知らなくても綺麗な絵の世界に引き込まれるべん(*´∇`*)
ついでにべんべんを探せべん( ´ ▽ ` ) pic.twitter.com/fqRXP1NMfH
※「べんべん」は三井寺広報僧です
今市子展、本日が最終日となりました。
— ギャルリーオー (@GalleryO_JAPAN) 2022年12月4日
滋賀県大津市 総本山 三井寺 金堂内にて。
寒いので足元も暖かくしてお越しください。 pic.twitter.com/vB0OqCG4jq
この原画が飾られている真後ろに国宝級だと思われる仏像が普通に鎮座していました。
たぶん原画展の開催を知らず、普通に三井寺に観光に来た方はびっくりされたでしょうね。
そして原画展の感想なんかを少しばかり。
今市子先生はPCすら所持しておらず未だにオールアナログで原稿を仕上げているそうです。(百鬼夜行抄28巻 巻末マンガより)
今回の原画展ではホワイトの名残やデジタルでは出ない書き味のようなものを感じることができました。
特にカラー原稿は水彩画のようで本当に美しいの一言。
お寺という静謐な雰囲気にもとても合っていました。
残念ながら図録と濃厚ミルククッキーは完売してました😢
なぜミルククッキーがそんなに人気……?と少し不思議だったんですが、クッキーに尾白と尾黒のイラストが入ってたみたいです。
それは欲しい!
しかしながら無いものはしょうがないので残っているグッズを買いあさりました。
図録、キャラクタークッキー、カレンダー、まあここまでわりと定番のグッズですよね。
しかし問題はこの先です。
和 蝋 燭
もう一度言います。
和蝋燭です。12本入りです。
しかも「パッケージだけ百鬼夜行抄のイラスト使いました~まあ中身はそんなに気にしないで☆」みたいな適当なグッズじゃない。
『近江手造り和ろうそく 大與』の職人が丹精込めて作ったろうそくです。
優しい乳白色の色合いや手触りだけでもう高級品だと分かります。
購入したものの私のような庶民には使い道がまったく思いつかない……。
しかし百鬼夜行抄という作品にはこれ以上なくマッチしますね。
これを今回のグッズにしようと考えた人天才。
まあいつか百物語なんかを開催したいと思います。(適当)
実は三井寺で開催される前、7月に越中一宮髙瀬神社でも今市子展やってました。
しかしなにぶん開催期間が短かった……!
こちらは行けなかったので、今後ともぜひいろんな神社仏閣を巡って原画展やって欲しいですね。