LIFE LOG(初雪草とヤドカリ、あるいは)

初雪草とヤドカリ、あるいは

読書感想、アニメ感想、舞台探訪など。オタクな日々。

京アニ・アニメ絵・展【氷菓編】

2024年7月20日(土) ~ 8月18日(日)に京アニ・アニメ絵・展が開催されました。

これまで前身である「私たちは、いま」展でも京アニイベントでも氷菓関連の展示は一度もなく、今回もまあ氷菓はないだろうなと思っていたわけです。

 

しかしとあるツイートにより状況は一変しました。

 

 

喜久屋書店仙台店さんのツイートです。

 

氷 菓 の 原 画 が あ る。

 

二度見、いや三度見しました。

これはもう見に行くっきゃない!ということで次の日東京から仙台へ飛びました。

 

そしてこれを皮切りに続々と氷菓の原画・撮影処理・背景美術ボードの展示の情報が出てくるわけです。

 

さて、前置きが長くなりましたがそんなわけで背景美術・撮影処理ボードを全部網羅するのは無理でしたが氷菓関連の原画はおそらく全部見に行けたので記録に残したいと思います。

 

願わくばまた氷菓の展示をしてくれますようにという願いもこめて。

 

 

喜久屋書店 仙台店

氷菓×JR高山本線80周年記念イラスト

 

2014年の氷菓×JR高山本線80周年記念の描き下ろしイラストの原画です。

 

完成版はこちら。当時は名古屋駅にも掲出されていました。

 

 

ポスターにも書かれている通り、武本康弘監督による原画です。

千反田さんが奉太郎のそでをぎゅっとにぎっているのがもうかわいくてかわいくてかわいくて。

 

 

原画を見られたことに感動しすぎて、フォロワーさんに言われるまで気がつかなかったのですが、原画と完成版でみんなの表情が少し違うんです。

 

 

摩耶花が一番分かりやすいですね。原画の時点では少し困った感じで笑っているのが、完成版では不満げな顔に変わっています。

どちらもかわいいことにかわりはないのですが……全体的に原画の表情のほうが好きかなという印象でした。

どの時点で変わったのか、わたし気になります。

 

メモ帳セット

 

京アニショップで(当時)買えたメモ帳セットのイラストの原画です。

氷菓の公式サイト(京アニ版)の商品情報のラインナップには掲載があるのですがリンクが切れているのでいま購入するのは無理そうです……。

 

しかしかわいい。

 

 

引用:https://www.kyotoanimation.co.jp/kotenbu/product/kyoani_goods/

 

アニメガ×ソフマップ 名古屋駅西店

弥生橋

日枝神社

こちらは背景美術ボード2点です。弥生橋と日枝神社

余談ですが、弥生橋の風景は2024年8月現在でもあまり変わっていないなと思いました。

 

2024年8月11日 弥生橋

 

高山の風景もアニメ放送当時からどんどん変化して行っているので、変わらない風景があるのは嬉しいですね。

 

三洋堂書店 新開橋店

8話「試写会に行こう!」

10話「万人の視覚」

撮影処理ボードの2点。

ブラウン管テレビは3DCGだとは思いませんでした。

氷菓は制作の裏側的なのが分かる資料が当時から少なかったので、こういったこぼれ話は本当に有難いです。

 

京都駅ASTY京都 京アニグッズストア

氷菓 名場面線画集

 

名場面線画集上巻の表紙イラストの原画です。

みんなが奉太郎の真似しているのがかわいい。

 

この線画集はとにかく素晴らしいので必見です。

 

kyoanishop.com

 

氷菓 公式設定集

 

公式設定集、の裏表紙のイラストの原画です。

ちょっと初出がここなのか定かではないのですが、公式設定集が発売した時もフォロワーさんと裏表紙の絵初めて見ますね、という話しをしていたのでおそらくそうではないかと。

 

そしてこちらの原画の上の方に「社内設定集 表紙」と書いてあるんですよね。

 

 

あくまで想像ですが、このイラスト自体は初期の頃から存在していたけれど、社内用の資料で使用されていままで世に出なかったのかなと思いました。

あくまで想像です。

 

もし他でこの原画のイラスト見たよ~という方がいたらご一報ください。

 

kyoanishop.com

 

美術ボード

22話「遠まわりする雛

22話「遠まわりする雛

最終話の臥龍桜と最後に奉太郎と千反田さんが一緒に歩く道ですね。

 

このピンクに全振りしている色味大好きです。

なのにぎとぎとしていなくてあくまでも上品で優しい色合い。

背景ボードのみですが、二人の姿が脳内に浮かびますね……。

 

撮影処理

22話「遠まわりする雛

こちらも同じく最終話から、撮影処理のボードです。

上と下比べると一目瞭然ですね。桜の花びらと淡いフィルターが美しい……。

 

「経営的戦略眼云々~」からのこの花びらの舞うシーンですよ。

アニメだと一瞬本当に口に出したかのような演出がニクイですよね。

 

そして「寒くなってきたな」からの「いいえ。もう春です」

 

一見会話がかみ合っていないようでいて、これ以上ない返しなんです。

奉太郎の長い休日が明けつつことがあることも同時に示唆している。

本当に本当に美しい終わり方だと思います。

 

好きです(告白)

 

すみません、話がいいろいろ脱線してしまいました。

 

アクリルスタンドタワー

原画展とは少し違うのですが、こちらのお店には各京アニ作品のアクリルが展示されているアクリルタワーがありまして、もちろん氷菓も飾ってありました。

なんと、手作りの部室再現も…!

 

 

残念ながら期間限定のお店だったので2024年8月31日に営業終了してしまってもう見られないのですが、もしかなうなら別の形でどこかに展示して欲しいです。

 

十字屋 三条本店

 

あの衝撃の問題作(?)と言われている氷菓ドラマCD1のジャケットイラストの原画です。

なんというかいろいろぶっ飛んでます。

 

たしかこれ人文字で「氷菓」という文字を作っているんですよね。

(ソースなくてすみません)

 

www.lantis.jp

 

喜久屋書店 漫画館 阿倍野

8話「試写会に行こう!」

エンディング

撮影処理のボードが2点です。

EDのここの千反田さんを持ってくるとは分かってますな。(誰?)

 

千反田さんと摩耶花がごろごろぱたぱたしてるEDですが、一人が動くとその振動がもう一人に伝わって時間差でぽよんと跳ねたりするのがもうほんと細かい!

京アニのそういうところで全力出すの好き。

 

ただ、コメンタリによると武本監督は別にえろ目線で作ったわけではなく、ただ全力出したら思いのほか周りに「けしからん」という反応をされてしまったそう笑

 

さいごに

ここまで読んでくださってありがとうございます。

今回は氷菓に特化した記事を書きましたが、らきすたけいおんクラナドKanon、甘ブリ、ファントムワールド……などなど普段あまり展示されることない作品がたくさんあり本当に嬉しかったです。

(ただ、ハルヒと日常の原画の情報を見かけなかったのが少し気になります)

 

2024年夏、原画を見に遠征して、まるで氷菓が現在放送しているアニメかのごとく騒げてとても楽しかった。充実した夏でした。

 

あの事件により失われてしまった資料なども多数あるかと思います。

ただ、またこういった形で展示なりしてもらえたらとても嬉しいですね。

 

本当にありがとうございました。